an artful life.

日々のつれづれ。どんな日も、とくべつな日に。

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
trackback: -- | comment: -- | edit

母からの手紙 

117-100509.jpg

今日は母の日でしたね。
私達夫婦にはお祝いして感謝する母はもういないのだけど、それぞれに自分達の母の事を少しだけ思い出す一日でもありました。

もうすぐ母の日も終わりますが書き留めておきたくて、でもちょっと暗い話にもなります。
066-100509.jpg

これは私の母が、私が結婚してアメリカで生活するようになってから送ってくれた手紙です。
母自身が病気になって入院や体調不良で書けなくなるまで、約9年間ずっと書き続けてくれた大切な手紙達です。およそ150通弱。


058-100509.jpg

「○○だよりNo.1」で始まっています。
○○は当時実家があった住所の一部の名称。

この一番最初の手紙は、私がアメリカへ出発したその日の夜に、母が空港から自宅へ戻るまでの間の事などが色々と書かれています。
私がアメリカに着いてから初めてもらった手紙でした。
いわば、その先長くずっと続く手紙の始まりだった一枚です。


376-100509.jpg

とりとめもない事・・・
でも読み返すと今でもちょっと涙腺が弱くなっちゃう(苦笑)

空港を後にして、帰りに湯島へ寄って私も母と行った事のある「つる瀬」という甘味屋さんでお汁粉を食べた事、松坂屋で父のパジャマを買った事(笑)、家路へ着くまでの電車の中、地元駅に着いても暗い事をいい事にずっと泣きながら歩いた事などが書かれています。
夫へも少しだけ・・・

「しばらくこんな "たより" をしますけれどお許し下さいね。
どうか○○(私)の事、ほっぽり投げないで、
素敵な女(ヒト)になるように導いて下さいね よろしくお願いします」


とありました。
親離れ子離れしていない典型・・・
躾の行き届いていない一人娘の事を任せるのがよっぽど心配だったのでしょう(苦笑)


この1月17日の光景・・・今でもはっきり覚えてます。
朝、私達がアメリカに旅立つ日にも、父は普段通り仕事へ行きました。
一言だけ「頑張れよ」とだけ言って家を出て、私は家の窓から父の背中を見送りました。父は後ろを振り返らずに片手を挙げて「じゃあな」と(苦笑)キザに役者かっ(ーー;

バタバタと家を出る準備をしていた時に、母が日本人形が入ったガラスケースにぶつかり落として割るという事態が発生・・・ガラスが散ばった感じも鮮明で・・もう出掛ける寸前、こんな時にですよね(^^;

母は空港まで見送りに来てくれましたが、幼馴染や友達も大勢で見送りに来てくてたので、友達とお別れをしている私に気を遣い、一人離れてベンチに座っていました。
分かってはいたんですが、どうにも皆の手前恥ずかしくて母とゆっくりとお別れをする事は出来ませんでした。

あの時もっと母と色々と話しておけば良かった・・と今更ながらどうしようもない事を考えます(苦笑)


078-100509.jpg

こちらは、私に送った手紙のコピー。律儀に一枚いちまい母が丁寧に纏めていたようです。
母が亡くなった後で荷物の整理をしていて見つけました。
なので今はオリジナルとコピー、それぞれ一枚ずつ持ってます(笑)


062-100509.jpg

そしてこれが最後となった手紙。
実家が同じ区内で引越しをして、同じく住所名の一部で「○○○だより No.146」。

最後の内容は少々悲しいかな・・。
殆どが母自身の病気の事、父との生活で少しズレが生じている事など。
父、母共に老いてきて、新居で快適に暮らす事を希望しているけれど、身体を悪くしてしまった母が父と些細な事でケンカになったりするなど、そんな事が書かれています。

父もあの頃は病気の母を労わってはいたのでしょうが、どうしても素直になれない頑固オヤジの気性がみられます(苦笑)

私はこの頃、アメリカでの仕事をお休みして、日本に一時帰国していました。
最後にもらった手紙の後に母の看病をしに戻ってたんです。

母は病気で苦しい日々を過しましたが、体調が良くなった時にアメリカに父と遊びにも来ました。
私と夫と4人でアメリカ国内旅行もしましたし、日本でも一時帰国してくれた夫も含め家族旅行に行ったりして、沢山思い出も作りました。

とにかくこの手紙達は私の大切な思い出とともに、母の思いが沢山詰まった宝物です。このまま纏めて今まで通り袋に入れてしまっておくのはなんだか忍びないんですが、どうしてよいか分からず・・。

見やすくする為に、一枚いちまいクリアファイルに入れてアルバムのようにしようか、ネットで本を作る事が出来ますよね・・あれを作るか、何か良い案を考えている所です。

もう少し見やすいといつでも開いて読む事も出来ますしね。
何か良い方法でまとめる事が出来たら、またその時にアップしたいと思います。

暗い記事、最後まで読んで下さり有難うございました。 m(_ _ )m


thread: 母の日 | janre: ライフ |  trackback: -- | comment: -- | edit

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。